手紙
lecanardさんの素敵な手紙を読んで、おばあちゃんのことを書いてみたく
なりました。
両親が共働きだったので、小さい頃はずっとおばあちゃんに面倒みてもらっ
てました。
おばあちゃんが大好きでした。
そう、おばあちゃんっ子。
怒るとすっごく恐かったけど。
いつも着物を着ていて、体はか細いけど強いおばあちゃんでした。
私が中学生の時、亡くなりました。
ちょうど課外学習で学校に泊まっていた最中だったので死に目には会えま
せんでした。葬儀が終わって親戚が集まり、叔父、叔母たちがおばあちゃん
の苦労話をしだしてからはもう涙が止まりませんでした。
今までで一番泣いた日です。
確かその2年くらい前におばあちゃんにプレゼントしました。
千代紙と和紙で作ったメモ帳。
文房具屋さんでそういうキットがあったので、作ってあげました。
亡くなってしばらくして、おばあちゃんの遺品を整理していたらそのメモが
出てきました。
1ページ目だけボールペンで書いてありました。
「○○○がくれた。うれしかった」(○○○は私の名前)
今年二十三回忌を迎えます。
実家に帰って見るおばあちゃんの写真は、今にも話し掛けてきそうな表情。
いつも見守ってくれてるのでしょう。
たまに、かみさんからふざけて言われるのは「○○(私)っておばあちゃんの話
になるとすぐ泣いちゃうんだよね~」
はい、仕事中ですが涙をなんとかこらえてます。