ラグビー日本選手権・準決勝
サントリーサンゴリアス対東芝ブレイブルーパス
ダウンジャケットを脱いで観戦するくらい風もなく暖かかった秩父宮ラグビー場。
前半からサントリーのバックスがグランドを駆け回る。
山下大吾のカットインからのトライが象徴的だった。
FWは互角のようにも見えたが、ラインアウトでサントリーが主導権を握っていた。
モールではマイボールを獲得した方が大きく押し込むという展開。
東芝FWがモールサイドを攻めてもなかなかゲインできない。
東芝の無駄な反則も目立つ。
22-0という差でサントリーがリードして折り返した。
このまま東芝が完封されるのか?とも思わせる展開だった。
しかし、後半に入ると東芝もテンポよく攻めてくる。
さすが、ハーフタイムでちゃんと修正してきた。
2トライを返して残り10分。
逆転できる11点差まで追い上げる。
こういう展開ではスーパープレーが出ると一気にいけるところだが、そうはならなかった。
後半の東芝の反撃で試合は面白くなった。
清宮監督が言うように今日はサントリーにとってパーフェクトな試合だっただろう。
決勝は、再び三洋電機ワイルドナイツだ。
どちらが贔屓というわけではないが、今度は、というか今度こそは三洋が頂点に立つ姿を見てみたい。