新宿厚生年金会館以来のエルヴィス・コステロ。
そんなにCD(5~6枚?)を持ってるわけじゃないんだけど、彼の声が好きだ。
パンフレットには JAPAN TOUR 2006 とあるけど、今回は1夜限りのスペシャルイベント。
ギターをかき鳴らすいつものロックショーではなく、オーケストラを従えてのライブ。
あっ、そうそうLiveでパンフを買うのはもう10年ぶり以上かも。あの内容で2000円は高い。学生の頃は、お金も無いくせにどのアーティストのライブに行っても律儀にパンフを買っていたなぁ。
第1部は、コステロによって初めて作られたオーケストラのための楽曲アルバム『IL SOGNO』(2004年9月Release)から東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が演奏。この『IL SOGNO』は聴いたことないのだが、シェークスピアの「真夏の夜の夢」よりインスパイアされ作られた書きおろしのバレエ音楽とのこと。
普通にクラシックコンサートに来てる雰囲気でした。
疲れていたせいか、オーケストラの心地よい音色に5分程ウトウトしてしまいました^^;
Alan Broadbent氏がオーケストラを統率して指揮している姿にしばらく目が釘付け。
休憩後、2部へ。
オーケストラをバックにコステロがいつもの渋い魅力的な声で歌いあげる。
やっぱかっこよすぎるぜ、このおじさん。
風貌も声もアクションも。きっとしゃべってる内容やジョークも粋なんだろうな。
オーケストラの演奏をバックに、ピアノとギターだけで、そしてこの大きな国際フォーラムの会場で、マイク無しで歌ったときは、ちょっと感動した。
オーケストラをばっくにこれだけ歌いこなせるんだから、やっぱり歌がうまいんだろう。
知ってる曲は半分くらいだったけど、知らない曲でもコステロの声が好きだから、聴き入ってしまう。
僕が知ってる「SHE」や「Still」はグッときちゃいました。
最後のアンコールは、ステージから降りて客席を歩くパーフォーマンスのサービスまで。
なんか、すっごくすっごくすっごく贅沢な金曜の夜でした。
●ピアノ:Stive Nieve
●指揮者:Alan Broadbent
●ダブルベース:Greg Cohen
●ドラム:伊藤史朗
●ツィンバロン:崎村潤子
●サックス:波多江史朗
●東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
セットリストは、どこかで見つけたらパクッてきます(^^ゞ