プチっ、と針を落とす音。
懐かしいその音。
LP盤の封を開け、ジャケットを取り出し一呼吸。
端っこを開いてビニール袋に大切に包まれているレコードを取り出す。
そっとターンテーブルにレコードをセット。
45回転EP盤のアダブターがはめられていた(数年前の前回はEP盤を聴いたということ)
そして静かに針を落とす。
昔のままの儀式をこなしてこのアルバムを聴いてみた。
A面からB面に裏返すのを一瞬忘れてしまうくらいに、レコードから長い時間離れていたようだ。。
「
月と専制君主」
佐野元春30周年アニバーサリーアルバムであり、セルフカバーアルバム。
しかし本人のが言うとおり、世間でよく見かけるセルフカバーではない。
新作と言ってもいいだろう。
当時のアレンジ、バンド、そして時を越えて生まれ変わった名曲の数々。
元春らしくダウンローディング、CD、アナログといろんな形でリリースされた。
当時この曲にはそれほど気になる楽曲ではなかったけど、"
B面4曲目"の『君がいなければ』の良さをすごく感じる。
優しく語り掛けるように歌う歌詞が心に伝わってきました。
元春が「僕に影響を与えてくれた女性を想って書いた曲」というように男性にはちょっとぐっとくる歌詞な気がする。
そして"
B面5曲目"の『レインガール』
ライブでこのバージョンを聴いたときは、イントロからやれれた。涙が出てきた。
その時の印象があまりに強くて、CDから流れる曲にちょっとインパクトが欠けてるように感じたが、何度も聴いてるうちにやっぱりこの曲の感動が蘇ってくる。
ワルツ調の曲は心に染みます。
長男も次男もレコードの存在を知ってはいたが、実物を見るのは初めてだった。
レコードが回り、針が音を拾ってスピーカーから流れる様子が不思議だったようで。
アナログ盤で聴くと温かみのある音に聞こえるのは気のせいか。
またしばらくしたらアナログプレイヤーを出して聴いてみよう。