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オーストリア料理「K.u.K(カーウントカー)」


K.u.K(カーウントカー)

もう、数日前のことですが、元同僚のKさんと忘年会を兼ねてお食事。
ってお互いに転職して会社も近いのに、今年会うの初めてだけど(笑)

どこにしようか迷って、オーストリア料理のレストラン「K.u.K(カーウントカー)」を選んだ。

ここのシェフ神田真吾さん。
日本で唯一のオーストリアキュッヘン(料理)マイスターなのです。

3年前には「情熱大陸」でも紹介されたようで。
Kさんはしっかりこの番組を見ていたようで、神田さんのことを知ってました。



メニューを見るとドイツ語で書かれている(日本語も併記されてますが)ので、意味がよくわかりません。
ここでドイツ語が堪能のKさんの解説が入るわけです。
しかも彼女がドイツ在住時にオーストリアには何度も遊びに行ったことがあるようで、この店を選んで正解だった。



アミューズはほうれん草ベースのスープ。
ふわふわっとした口当たりです。ワインも入ってたっけな?


まず僕はビール「SPIRIT OF HEMP」を。
オーストリアビールは初めてです。
いや、この店では初めてばかりでしたから。



このビール。
調べてみると大麻種子エキス入りでした^^;
どうりで、なんか気持ちよく‥(うそ)
これは麻薬取締法等に接触するものではありませんからね。


そして、バインシンケン(骨付きモモ肉のハム)です。
梅山豚だって。
そのままでもものすごく美味!



シェフ特製のソースもまた美味しい。樹液、ラディッシュ、マスタードを混ぜたソース(他にも入ってるかも)
大きな塊をテーブルの袖まで運んでくれて、目の前でサーブしてくれました。
美味しくて感動。
ボキャブラリが貧困なので「美味しい」としか表現できません。

そして、お料理をサーブしてくれるときの接客もとても良かった。
もちろん堅苦しくなく、交わした会話もよろ料理を引き立てるものでした。

お皿もアウガルテンでね(って、それまで知らなかったけど^^;)
オーストリアの有名な高級食器ですね。職人が1枚づつ手作りで。


パン
こちらのパンもお隣の「ツッカベッカライ カヤヌマ」で焼かれたものだそうです。
適度にやわらかくて美味しくて、いくらでも食べれそうでした。


いわゆる"いちぼ"の部位を使ってると言ってました。
煮込み料理です。
存分に味わいました。



オニオンのスープ


コースのメインをこちらの豚のシュニッツェルに変更。
いやぁ~絶品!!
食感といい、パン粉の感じといい、もちろんお肉のお味もたまらない美味しさです。
今でも、これを食べたときの感じを思い出して、思わずごくり。



貴腐ワインでマリネしたブルーチーズ。
背後からいい香りがすると思ったら‥
これもテーブルの横でチーズを練りながら取り出しサーブしてくれます。



オーストリアワインは新酒のホイリガーを。
2種類いただきました。
その内のひとつがこれ。
3歳の女の子が描いたイラストがラベルになってます。
こちらは甘~くてかわいらしい白ワインでした。




彼女はケシの実のパンケーキ。デザート
けしの実もこうやってお菓子になるんですね~
あんぱんについてるけしの実しか知らないし(笑)


「アプフェルシュトゥルーデル(独:Apfelstrudel)」
薄いパイ生地のようなシュトゥルーデルで包まれたこのデザート
やわらかくて美味しい~
アップル好きな僕は大満足


食後はメランジェで。


お菓子。
素朴で品のあるお菓子です。


内装も調度品も豪華であるが、とても落ち着ける空間です。
ほんと、誰かのお宅にお呼ばれしているようにリラックスしながら4時間近くここで過ごしました。




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となりのお菓子屋さん。これがまた魅力的な^^
オーストリア国家公認コンディトール(製菓)マイスターの称号を持つ栢沼シェフの洋菓子店「ツッカベッカライ カヤヌマ」です!
今日、神田シェフが活躍されているのはオーストリアのマイスターの先駆者である柿沼さんとその奥様の存在が大きいのです。

「ツッカベッカライ カヤヌマ」は閉店時間が早いので、ディナーのときは立ち寄るのは時間的に難しい。
ランチで訪れることがあれば、ぜひこちらのお菓子も味わってみたい。



クリスマス用のお菓子


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神田真吾さんの本です。
このレストランを予約した後に買って、1日で読み終えました。



この本では、神田さんが料理に興味を持ったきっかけから、オーストリア料理との出会い、料理マイスター挑戦へのチャンスとその過程。
そして料理マイスターの試験の様子が、神田さんのそのときの心情を交えて書かれています。
ものすごい努力家であり、料理に対する情熱には驚かされました。

オーストリア国家公認料理マイスターの資格を取るのはすごく大変で、一生に1度しか受験することができません。
料理はもちろんのこと、言語、歴史、文化、ふるまいなどさまざまな面を審査されるようです。
そんな難関を見事に突破し、現在はオーストリア料理を日本で広めるべく日夜がんばっていらっしゃる。
応援したくなります。

そんなストーリーを知った上で「カー・ウント・カー」で神田さんのお料理を堪能しました。

また、いつかこちらでオーストリア料理を楽しみたいですね。
いや、絶対また食べたい!


「K.u.K/カー・ウント・カー」
所在地:東京都港区赤坂1-4-6
TEL:03-3582-6622
営業時間:11:30~14:00L.O.(水木金土のみ)/17:30~21:30L.O.(月~土)
定休日:日曜日、祝日
東京メトロ銀座線溜池山王駅9番出口徒歩2分


今年、いやここ数年で一番のお料理でした。


今週は忘年会序盤戦。美食Weekです^^
by crab2003 | 2007-11-30 22:36 | 飲む 食べる&料理 | Comments(2)
Commented by Kさん at 2007-12-04 00:07 x
本当に素敵なお店でした。アレンジいただいてありがとうございました。うちの相方の誕生日にサプライズディナーにしようと早速予約いれちゃいました。
Commented by crab2003 at 2007-12-04 09:34
★Kさん、
おっ、素敵なバースディになりそう!
おいしいオーストリアワインで乾杯してください
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