京都で寝床にしたのは、旅館「三福」
片泊まり(1泊朝食)の宿で、先斗町にある唯一の旅館。
かつてはお茶屋さんを営んでいたという。
たまたま外人さんグループののキャンセルがあり、この日に泊まったのは私ひとり。
見てから、お好きな部屋を選んでくださいね、と。
2階のお部屋から窓を開けると、遠くに比叡山が見え、窓の下には鴨川が流れている。
川向こうには桜並木も見える。
とても静かで鴨川を眺めているだけで、気分が落ち着く。
砂壁の京間。
急な階段。
築90年以上という宿を我が家のようにリラックスして過ごさせてもらった。
女将さん、若女将、仲居さんはみなお話好きで、いろんな話をさせてもらいました。
京都のこと、桜のこと、野球のこと、ラグビーのこと、東日本大震災のこと・・
どこに出かけるにも、いろいろ相談にのってくれて。
天気が悪くなりそうかと思えば、そっと傘を貸してくださる。
女将さんが「旅は出会いが一番よ」と、この出会いも大切にしてくれました。
京都生まれの
伊達公子さんもお気に入りの宿とか。
京間のお部屋から鴨川を眺めながら、ほっと一息。
女将さんが、わが家のようにくつろいで、と。
以前はお茶屋さんだったという宿。趣があり寛げます
(続く)